自宅でできる求職活動実績の作り方~妊娠・出産退職後の失業保険~
妊娠・出産で退職し、失業給付金を受けるためにはハローワークに行って失業認定を受けなくてはなりません。
そして失業認定を受けるためには、求職活動実績が必要となります。
働きたいのは山々だけど、赤ちゃんを連れての求職活動は、正直しんどい・・・。
そんな方のために、私が実際に行った自宅でできる求職活動実績の作り方をご紹介します。
求職活動実績とは
失業保険(失業給付金)は「すぐに働ける状態にあり、就職したい意欲と能力があるのに、就職できない人」が支払対象となっています。
そのため、「就職したい意欲」を示す必要があります。その表れが、求職活動実績です。
ハローワークでは4週間毎に失業認定日があり、認定を受けるためには「求職活動実績」が2回以上必要です。
求職活動実績として認められるもの
求職活動実績の作り方には、以下のものがあります。
求人への応募
実際に履歴書を送付したり、面接を受けることです。「就職の意思を持って」電話で問い合わせることも実績になります。
ハローワークでの就職相談
ハローワークで求人票を見て、就職の申し込みに関する相談を行うことです。ハローワーク内のパソコンで求人票を検索し、受付で証明印をもらうことでも1回の求職活動実績になります。
ハローワークでの各種講習、セミナーの受講
ハローワークでは履歴書の書き方などのセミナーや講習を毎月開催しています。予約が必要な場合もあります。
公的機関等の職業相談、企業説明会への参加
リクルートや新聞社など民間企業が開催する就職説明会への参加や個別相談を受けることです。
各種国家試験、検定等の資格試験の受験
再就職に資する資格であれば、内容は問いません。合否は関係なく、受験するだけで求職活動の実績になります。
赤ちゃんを連れての求職活動
赤ちゃんがいると、思うように動けませんよね。求職活動をするために赤ちゃんを保育所に預けるのも大変ですし、お金もかかります。
大抵の保育所は仕事が決まってからでないと受け入れてもらえません。
でも、安心してください。
赤ちゃんがいても大丈夫な自宅でできる求職活動実績の作り方があるんです。
自宅でできる求職活動実績の作り方
- 「就職の意思を持って」企業に電話で問い合わせをする
- 「就職の意思を持って」メールで企業に問い合わせをする
自宅で完結する就職活動実績の作り方は、私が調べ、実行し認定された限りでは上記の二つです。
自宅で求人をネット検索するだけでは就職活動実績にはなりませんので、ご注意ください。
「就職の意思を持って」企業に電話で問い合わせる
求人情報を見て、ここはと思うところがあれば、実際に電話で問い合わせてみました。
問い合わせの内容例
- 応募資格の確認「年齢制限はありますか?」「必要な資格はありますか?」など
- 仕事内容の確認「未経験でも応募できますか?」など
- 賃金に関すること「扶養内で働きたいのですが、可能ですか?」など
「就職の意思を持って」企業にメールで問い合わせる
電話で問い合わせるのはいいのですが、途中で赤ちゃんが泣いたりしないか心配になりますよね。
そこで私の場合は、電話よりももっぱらメールを使って企業に問い合わせをしていました。
リクナビNEXTは一度会員登録すると、その都度名前やメールアドレスなど入力しなくて済むので便利です。
企業に問い合わせメールを送る際は、私の名前とメールアドレスだけが公開されていただけなので、向こうから電話がかかってくることもなく、安心して問い合わせできました。
リクナビNEXTに登録後企業に問い合わせメールを送る方法
リクナビNEXTで住所、氏名、電話番号を入力して会員登録します。
その後学歴や希望職種など細かく設定することができますが、飛ばすこともできます。
そして問い合わせてみたい求人情報があったら、「詳しく見る」のボタンををクリックします。
そうすると、求人概要が出てくるので、一番下の「問い合わせ」をクリックします。
問合せ画面が出るので、メッセージの内容を入力して、送信します。
メッセージを送信したら、「企業名」「問い合わせ部署」「応募職種」「応募日」をメモに控えておきます。
これで1回の求職活動実績が作れました。認定日までにあと1回の求職活動が必要です。
失業認定申告書の書き方
認定を受ける時は、失業認定申告書に必要事項を記入して提出します。
「求職活動をした」という欄がありますので、そこに先ほど控えたメモを見ながら記入していきます。
事業者名と応募部署、応募先電話番号、応募日、応募方法(メールや電話など)、職種、応募したきっかけ(○を付ける)、応募の結果を記入します。
応募の結果はとしては、「条件が合わなかった」「すでに募集が終わっていた」「結果待ち」などと書いていました。
それで全て認定されました。
自宅でできる求職活動実績の作り方 まとめ
「働く意思を持って」はいるけれど、赤ちゃんがいて思うように求職活動ができなくて困っている方はたくさんいらっしゃると思います。
そんな方にこの記事がお役に立てれば、とても嬉しいです。
最後に、繰り返しになりますが、失業保険(失業給付金)は「すぐに働ける状態にあり、就職したい意欲と能力があるのに、就職できない人」を対象に支給されるものです。
育児や家事に専念しようと思っている方は原則として受給できませんので、ご注意ください。
また、こちらの記事は私が平成16年、平成25年にハローワークで失業給付金を受けた際の情報、経験を基に構成しています。
管轄によって異なる場合もあるかもしれませんので、必ずご自身で管轄のハローワークに問い合わせてみてくださいね。
■こちらの記事もおすすめです■
・退職ママ必見!10万円未満で医療費控除が受けられるケースも!
*ランキングに参加しています*

コメント
↓この件について応募するだけで活動実績おkじゃないの?あとから、たとえ面接日時断っても応募した事実は変わりないし残ってるから不正じゃないよね?だからこれだけでおkじゃないの?
>自宅でできる求職活動実績の作り方
「就職の意思を持って」企業に電話で問い合わせをする
「就職の意思を持って」メールで企業に問い合わせをする
自宅で完結する就職活動実績の作り方は、私が調べ、実行し認定された限りでは上記の二つです。
自宅で求人をネット検索するだけでは就職活動実績にはなりませんので、ご注意ください。
教えて さん
はじめまして。ブログにお越しいただきありがとうございます。
ご質問の件ですが、もちろん実際に求人に応募するのであれば活動実績となります。
ただ、その後こちら側から断るということで活動実績の可否にどうかかわってくるのかは、
私は試していないので、お答えできかねます。
一度ハローワークにご確認くださいね。
私の場合、なぜ実際に応募しなかったかというと、応募した後、履歴書を送ったり、面接の日時を決めたりと、
企業側とのやりとりをしたくなかったからです(^^;)
応募した後に、電話で面接日時をこちらから断るというのも、気持ち的にできませんでした。
ですので、実際に応募することなく、自宅で完結する活動実績を作る方法として
・「就職の意思を持って」企業に電話で問い合わせをする
・「就職の意思を持って」メールで企業に問い合わせをする
上記の二点を挙げさせていただいています。