死亡保険はどれがいい?子育て世代におすすめの保険とは
妊娠したら、まず考えたい保険が大黒柱であるパパの死亡保険です。それぞれの家庭にあった必要保障額や、どんな保険に入ればいいのかなど、具体的にみていきましょう。
死亡保険とは?
保険に加入した人が、契約期間内に死亡した場合、かけていた保障がもらえます。子育て世帯では、パパのお給料で生活しているところがほとんどだと思います。
そのパパに万が一があった場合の経済不安を支えるために入る保険です。
死亡保険の種類
死亡保険には、定期保険と終身保険があります。
定期保険
定期保険とは、10年や20年といったある一定の期間だけの死亡を保障するもので、保険料は掛け捨てとなります。
終身保険
終身保険は、年齢に関係なく死亡した時に保険が支払われます。貯蓄性も備えていますが、その分定期保険よりも割高な保険料となります。
我が家の必要保障額はいくら?
大黒柱であるパパの死亡保障は、共働きか、自営業か、持ち家かなどによって変わってきます。
大体の概算で、一般的に必要な保障額は3000万円と言われています。
保険料の支払いは月々いくら?
それでは、3,000万円の死亡保障を得るための保険料はいくらになるのでしょうか。
オリックス生命で試算を出してみました。設定は30歳男性で、払い込み期間は子供が25歳になる25年満了とします。
死亡保険(定期)の場合
死亡保障:3,000万円 月々の支払:5,387円
※25年のあいだにパパにもしものことがあると、3,000万円の保険がおります。ただし、25年の支払い満了を無事に迎えた場合、保険料は掛け捨てとなり戻ってきません。
死亡保険(終身)の場合
死亡保障:3,000万円 月々の支払:64,650円
※保障は一生涯続きます。25年の支払い満了後は掛け金を支払う必要はなく、パパにもしものことがあったら、その時期にかかわらず3,000万円の保険がおります。
死亡保険選びのコツ
月々の支払を見ていただければわかるように、終身の死亡保険は定期に比べて割高です。
これから子育てにお金がかかり、教育資金を貯めたい子育てファミリー世帯には向かないのではないでしょうか。
死亡保険は定期保険で掛け捨てにして保険料を抑え、貯蓄は別に増やしていくという方法がいいと思います。
子育て世代におすすめの保険とは
一家の大黒柱の保証は3,000万円といいましたが、これは25年間ずっとその保障でなくてもいいわけです。
子供が0歳の時と、15歳の時ではこれからかかるお金も、子育ての状況も変わってきます。
子供が15歳までは3,000万円の保障、16歳から25歳までは2,000万円の保障とするとどうでしょうか。
この場合、16歳になったら2,000万円の保険に入り直すというのはリスクが高くなります。
その間、病気をしてしまうかもしれないし、年齢が上がると保険料も上がります。
必要な期間だけ保障を厚く!コツは保険の2本掛けにあった!
おすすめなのは、保険の2本掛け。
定期保険25年満了(子供25歳)で2,000万円+定期保険15年満了(子供15歳)で1,000万円という考え方です。
子供が15歳になるまでは、死亡保障は3,000万円と厚く、16歳以降25歳までは2,000万円と保障を減らす掛け方です。
この方法でオリックス生命で試算を出すと、以下のようになります。
死亡保障:2,000万円(25年。子供25歳まで) 月々の支払:3,667円
死亡保障:1,000万円(15年。子供15歳まで) 月々の支払:1,475円
最初の15年間の保険料は3,667円+1,475円=5,142円となり、16年後から25年後までの保険料は3,667円のみとなります。
25年間ずっと3,000万円を保障する保険料が5,387円でしたから、また一段と掛け金は安くなりますね。
このように、保険は1種類1期間だけに全部を掛けるのではなく、保障を分散して掛けるという手もありますので、ぜひ検討してみてくださいね。
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